『曲沢』の由来は
肘を曲げたときに、沢のようなくぼみにある
また、気血が肘の付近で関節や筋を潤すことを
沢という字で表現しているからだそうです
心包経の経絡は
「心を包んで保護し、内外の邪から心を守る」大切な役割があります
東洋医学では「心を病む=死」なので
そう簡単に「心」が病むことがない
「心包」がしっかりと役割を果たしてくれているという概念があります
私はこの考えが大好きです
私たちの『心=ハート』はそう簡単に傷つかないのです!!
誰にも傷つけられることはなく
誰もが強いハートを持っているのです
手の厥陰心包経は胸が苦しく痛んだり
手のひらが火照ったりした時に使う経絡です
肘を曲げたところにある『曲沢』は
心包経の合水穴とはなので
心包経の脈気が入るところであり
のぼせを解消するところです
ただ、「心経・心包経は慎重に扱う」という流派もあり
ハートのチャクラを整える時にも
とても繊細に整えていきます
鍼灸をすることもあるけど
fucoはやっぱり手技かなぁ~
手首の痛み、動きが悪い時や
セラピストさんに多い
「前腕のコリ・腫れ・硬さ」にもここを使って指圧で整えます
心を守る大切な心包経
大事に使って下さいね
=========
【曲沢(きょくたく)】
手の厥陰心包経 PC3
心包経の合水穴
部位: 肩周囲部、鎖骨の肩峰端と肩甲棘の間の陥凹部。
(棘上窩の外側で、肩鎖関節の後内方陥凹中)
筋肉: 僧帽筋、棘上筋
筋枝: 副神経、頸神経叢の枝、肩甲上神経
皮枝: 鎖骨上神経
=========
【参考文献】
『新版 経絡経穴概論』 編者:日本理療科教員連盟、公益社団法人東洋療法学校協会
著者:教科書執筆小委員会(医道の日本社)
『経穴主治症総覧』編著者:池田政一(医道の日本社)
『藤本蓮風 経穴解説』著者:藤本蓮風(メディカルユーコン)
『ツボ単』監修:形井秀一、高橋研一 著者:坂元大海、原島広至(エヌ・ティー・エス)
『カラー版経穴マップ』著者:王暁明(医歯薬出版)
Comments